人工衛星

科学・宇宙

通信衛星スターリンク、そのまま大気の「観測網」になっていた

地球のまわりを飛んでいる通信衛星スターリンクが、思いがけない形で科学の役に立ち始めています。京都大学生存圏研究所の山本衛さんが、スターリンクの公開データだけを使って、上空約480kmの大気の濃さが地球全体でどう分布しているかを描き出しました...
科学・宇宙

イオンエンジンとは何か——「はやぶさ」を帰還させた宇宙の省燃費エンジン

イオンエンジン(イオン推進器)は、電気の力でイオンを加速して噴射し、その反動で進む宇宙用のエンジンです。火を噴いて飛ぶ化学ロケットとはまったく別の原理で動き、推す力は紙切れを持ち上げる程度しかありません。それでも宇宙では第一線の推進装置とし...
科学・宇宙

夜に太陽光を届ける衛星、その明るさは満月の約40倍——14km離れても逃げられない

宇宙に鏡を並べて、夜の地上に太陽の光を届ける。アメリカのReflect Orbital社が進めているこの計画について、「実際にどのくらい明るいのか」を大気の物理から見積もった論文が出ました。スロバキア科学アカデミーのMiroslav Koc...
科学・宇宙

邪魔者の空気を燃料に——大気を吸い込んで飛ぶ衛星、初の打ち上げ計画が発表

スペインの新興企業Kreios Space(クレイオス・スペース)が、「大気を吸い込んで進む衛星」を打ち上げる計画を発表しました。2026年8月4日の発表で、衛星の本体はリトアニアの衛星メーカーKongsberg NanoAvionics(...
科学・宇宙

打ち上げ計画の合計は170万機——ESOが計算した、地上の天文台が失うもの

いま地球のまわりを回っている人工衛星は、1万4000機あまり。ところが各国・各社が当局に出している打ち上げ計画を全部足すと、170万機を超えます。この計画がそのまま実現したら、地上の望遠鏡はどうなるのか。ヨーロッパ南天天文台(ESO)の天文...
宇宙

宇宙に324平方メートルの鏡を広げる衛星「エアレンディル1」、FCCが許可

夜の空に鏡を広げて、地上の一点に太陽の光を落とす。そんな衛星の打ち上げを、アメリカの連邦通信委員会(FCC)が2026年7月9日に許可しました。会社の名前はReflect Orbital、衛星の名前は「エアレンディル1(Earendil-1...
科学・宇宙

太陽嵐を「はね返す」6機の衛星——シミュレーションが示した宇宙天気対策

太陽の活動が引き起こす「磁気嵐(じきあらし)」は、送電網やGPS、人工衛星に被害を与えることがあります。これまで人類にできたのは、その到来を予測して被害に備えることだけでした。ところがボストン大学の研究チームが、磁気嵐そのものの強さを半分ほ...
科学ニュース・論文

日本の夜空の「赤いオーロラ」、ISSより高い500〜800kmまで届いていた

日本の夜空にまれに現れる、ぼんやりした赤いオーロラ。その光が、思っていたよりずっと高いところ——地上500〜800kmまで届いていたことがわかりました。国際宇宙ステーション(ISS)が飛んでいるのがだいたい高度400kmなので、それよりも上...